【町田市】真剣を使った稽古で令和の侍になれる!?本格居合道場『戸山流』のお試しキャンペーンがおトク!稽古を見学させて頂きました!
原町田3丁目の町田街道沿いにある『刀剣はたや』。その隣に…
『戸山流抜刀術 試斬教授致します』
上の階がそのまま道場になっているようです。
ご対応頂いたのは全日本戸山流居合道連盟 住田 芳興(すみだ よしおき) 師範代です。
肩書は
・六段 練馬師範代
・戸山流誠斬会 四段師範代
・流鏑馬 射手
と、剣術だけでなく馬術、弓術も嗜んでおられるよう。
神社の祭事などで演武や流鏑馬などの奉納や、古武術のインストラクターとして多くのメディアにご出演されるなどの活動の他、道場で門下生の方に稽古もつけておられます。
令和元年11月2日放送のフジテレビの27時間テレビ『令和教育委員会』にも出演されたり、町田時代祭りでも流鏑馬を披露されています。
こちらが道場です。今は時勢柄、ソーシャルディスタンスを確保できるよう一度に稽古する人数にも配慮しているそうです。
道場に通う門下生の方は30代の方もいれば70代の方もおられます。男女、国籍、職業問わず本当に様々な方が習っています。町田に限らず横浜や川口、都内から通われる方もいるのだとか。
住田師範代の主催する『戸山流備前会』では実際の日本刀を使って試し斬り(抜刀)も行うのが特徴です。観光客向けにデフォルメした剣術ではなく、刀で斬る時の刃の立て方(刃筋)や刀の扱い方、知識まで実践的に教えているとのこと。
師範代のお話によれば「正しく」やらないと正しく伝わらない。日本文化を「正しく」次の世代に伝える為に、正しいやり方をできる人がいないと文化の伝達は途絶えてしまう。だから実際の試し斬りまで行うのだそうです。
筆者も本物の抜き身を振らせて頂きました。竹刀よりもずっと重量がありますが、何より実際に斬れる刀が手の中にある事自体が怖いです…。
斬るのはこの『巻藁(まきわら)』です。畳表を直径10cmほどの太さに巻いて輪ゴムで止めてあるのですが、1回のレッスンで30本前後斬ります。
簡単に袈裟切りの太刀筋を教えてもらって一振り目!残念ながら斬れず…。
刃筋の立て方を教えてもらって二振り目!切断に成功!あんな堅いものが一太刀で斬れるんだ!と刀剣の威力に驚きです。まだ拙いせいか結構手に衝撃が来ます。
三振り目は…刃が途中で巻藁に食い込んで止まってしまいました…。
面白いのは、この「二回目は斬れたのに三回目は斬れなくなる」所に『もっと上手に斬ってやろう』などの気持ちが芽生えて、集中力や剣がわずかにブレるのだそうです。精神集中、油断大敵というやつですね。た、確かにそう言われると…。
門下生の方の中には『集中力がついて事務仕事が格段に早くなった』とか『体幹が強くなって、何かにつかまらなくても立ち上がれるようになった』という声もあるそうです。
恐らくオカルトやこじつけではないと思います。なぜなら筆者は翌日腹筋と前腕が筋肉痛で大 変 な 事になりましたから。こんなの振ってたら腰なんて悪くしてる場合じゃないです。本当に。
その後、サウジアラビア人の門下生の方のプライベートレッスンを見学させて頂きました!
まずは神棚に向かって神前に礼。次に互いに礼をします。
こちらの門下生の方は今度初段の試験を受けるため、課題である『六段斬り』という技の練習を行いました。
稽古着姿は外国人の方とは思えないほど堂に入っています。か、かっこいい…!
まずは逆袈裟に斬りつけます。
構え直して袈裟斬り。
もう一度袈裟斬り。切り口が45度になっているかがポイントだそう。
返す刀で右切り上げ。
頭上で刀を構え直してもう一度袈裟斬り。
最後はしっかり腰を落として…
右薙でフィニッシュ!切り口が水平になるように集中して斬ります。
お、御見事…!師範代からも「腕を上げたね!」のお墨付きでした。
こちらの門下生の方が剣術を習う理由をお聞きしたら「meditation(瞑想、黙想)。マインドにいいからだよ※筆者訳」と仰っていました。剣術に己の精神の修練を見るとは、もはや完全に令和の侍です。
師範代にも技を披露して頂きました!
まずは稲妻という技。和やかにお話されていた時と眼光がまるで違います。
相手の右胴から左肩へ切り上げます。
切り上げてからもう一度構え直したところです。
斬った巻藁がまだ立っている所に斬撃の鋭さが窺えます。
お試し稽古は60分程度。通常15,000円の体験稽古が今なら5,000円で体験できます。
※グループ(最大5名)でのお申込みや小学生の方は異なります。
期間は2021年3月15日~7月31日まで。これから何か始めてみようという方は、日本が世界に誇る伝統の担い手の一人として剣術を習ってみるのは如何でしょうか!
こちらがキャンペーンの詳細になります。
もし本格的に始めてみたいという方は戸山流備前会のwebサイトからご料金や戸山流の詳細などご確認頂けます。取材に快くご協力下さいました住田師範代、門下生の方、本当にありがとうございました!
戸山流本部道場の場所はこちらです!