その昔、多摩境の辺りは、西暦１１７１年(小庵元年)に小山田城を築城した小山田氏の配下にあり、 「森乃彩」さんの近くにも小野路城という支城が築城されておりました。この小野路城の近くに小町井戸と呼ばれる湧き水があり、城内の飲み水として使われ、いまでも水が流れているそうです。この小町井戸はその昔、一人の仙人が何処より現れ、水を湧出させ、里人にこれを与えたところ病苦が取り除かれたといわれています。この不思議な力の水の話はいつしか都へ伝わり、平安前期の絶世の美人で、六歌仙の一人である女流歌人小野小町のもとにも届くこととなったそうです。当時小野小町は病に罹り、その治療に難儀していたそうです。そこで、この仙人の徳をいただこうとこの地に下り、山に籠もること千日、この水をいただき続けたところ見事病は取り除かれ、完全に治癒したとのことです。このありがたい仙水の話にあやかり、多摩境天然温泉 森乃彩の源泉名は、仙水の湯と命名されたそうです。
森乃彩の魅力と効能
多摩地区一帯で湧き上がる温泉の最大の特徴は黒湯です。古来、海の底に沈んでいた関東平野の海藻を含んだ地層から何億年という長い年月を経て湧出したロマンあふれる温泉だそうです。
黒湯の効果効能は、ミネラル成分における保温・保湿の効果や皮膚疾患などと言われているそうです。「森乃彩」さんの温泉はとろみがありしっとり心地よい湯触りが特徴です。
３種類の無料休憩所
用途に合わせ、３種の異なった空間にて自由に過ごしいただけます。館内滞在中は、何度でもご入浴でき、気分に合った休憩所でゆったりくつろげます。館内はWi-Fiが使用でき、コンセントのある机なんかもありました。
手もみ・理容
本格的なリラクゼーションサービスやカットサロンをご用意。温泉でリラックスした後で、よりリラックス効果が期待できます。
ランニングステーション 裏山にある尾根緑道でのランニングやウォーキングに、館内にある専用ロッカーを利用できて、「森乃彩」さんをランニングステーションとして利用できます。近くには箱根駅伝の常連校がよく練習しているので、市民ランナーの方にお勧めです。
お食事処
日本各地の名産品や特産品をはじめ、旬の素材を厳選し豊富なお食事メニューをお届け。自然豊かなテラスでは岩手県遠野式バケツジンギスカンが食べられるそうです。
温泉に入った後に美味しいハンバーグを頂いて最高でした。自然に包まれた秘湯のような「森乃彩」さんで心身共にやすらぐひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
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