【町田市】横に長ーい町田の西端。東京とは思えないほど自然豊かな町田市の最西端にあったものとは…?
横に長〜い町田市。町田市の横幅はおよそ22.3kmあるのだとか。なんとなく首を伸ばしたポケモンのオニドリルに見えなくもないです。
その町田市の西側、東京都八王子市と神奈川県相模原市緑区に割って入るように相原地区が伸びているのですが上で言ったオニドリルのいわゆるくちばしの先端、町田市の西端には何があるのか気になったので行ってみました。
町田市相原町の大地沢までやってきました。交通手段は車か、JR横浜線相原駅からバスを使います。
町田市の最西端の手前には駐車場があります。
どうやら車はここまでのようです。
こちらが大地沢の全体図。地図の上が西になっています。現在地はこの全体図の一番下のあたりです。
先端の草戸山まで行くと南に相模原市の城山湖が見えるそう。今回は町田市の最西端から城山湖を眺めることに決めました!
道中オタマジャクシや蛍から「僕たちを持っていかないでね!」とお願いされました。
野生の蛍が棲んでるとは、ずいぶんと自然が豊かなようです。
苔むした治山工事跡と木漏れ日が神秘的です。
ここは本当に東京都なの?と疑いたくなるくらい静かで鳥のさえずりしか聞こえてきません。
マイナスイオン全開パワースポットです。
近くに境川の源流があり、この辺りはキャンプ場としても使われています。
その先左手にハイキングコースの入り口があります。
今回は町田市から出ないで真っ直ぐ西に進む予定なので赤いコースを行く事にしました。
ここから本格的な山道に入りますが、道なき道を…という程ではありません。ただ、雨上がりなどは足元が滑りやすくて危ないです。
草戸山の標高は364m。登山装備はほとんどなくても登れますが、靴だけは動きやすいしっかりしたものを選んだ方が良さそうです。
ちょうど東京都と神奈川県の県境に沿うように西に進みます。地面からはタケノコ…ではなくて都県境標が顔を出していました。
これを見てまだ町田市内にいることを知って、少し安心しました。同じ町田市でも町田駅前と雰囲気が違いすぎて、自分がもっと遠い土地に来てしまったような気がします。
県境を歩く事30分。もはや全身汗だくです。
不意にRPGのセーブポイントのような、空が開けて明かりが差す場所を見つけました。
ゴールはもうすぐ!
つ、着いた…。
ハイキングコースに入ってからの所要時間は1時間弱。紛れもない町田市の最西端です。繰り返すようですが、ここは東京都です。ギリギリ。
山の神様を祀った鳥居があるので無事に家に帰れるようにお祈りをして、奥の展望台に上ります。
スマートフォンの地図で方角を確認していざ南の城山湖を…
見 え な い 。
写真ではややわかりづらいですが、肉眼だと木々の隙間から湖面と思しき何かが見える気がします。ただ期待していた城山湖を一望できる絶景は、残念ながら見られませんでした。
せっかくここまで来たのに…と何だか徒労感を覚えて振り返った瞬間でした。
何という事でしょう!
自分の歩いてきた東の方を向けば、八王子市を一望できる絶景が広がっていました。
写真ではなく肉眼で見たときは、多摩地区を一望できるんじゃないかというくらいの絶景でした。雲が無ければ、多摩市か稲城市あたりまで見通せたのではないかと思う程です。
【結果】町田の西端からは…
城山湖は見られないけど、八王子市を一望できる絶景でとてつもない解放感を得ることができます。
草戸山ハイキングコース折り返し点の場所はこちらです!